2016年フルモデルチェンジを遂げたニューセレナ ハイウェイスターです。
エクステリアデザインは、「Vモーション」と呼ばれるフロントグリルが最近の日産デザインの象徴で、他のモデルも統一されてきています。ノーマルタイプは「V」が浅く横ラインが1本なのに対し、ハイウェイスターの方が「V」が深く横ライン2本と差別化されています。ヘッドライトはLEDを装着、形状もプロジェクタータイプなのでスポーティーです。ボンネットとグリルラインに沿って上下2分割に配置され、切れ長でスタイリッシュな印象です。ハイウェイスターのフォグランプは四角い形状でノーマルタイプの丸目と区別されています。
インテリアは同クラス競合車種よりもフロントエリアが広々、着座位置も高く視界は良好、Aピラーが細くなり斜め前の視界もしっかり見えるので右左折時の歩行者確認も見やすい、全面的に遠くを見渡せる開放感が素晴らしいです。またメーターフードのトップ部分が水平になっているデザインを採用し、よりスッキリした司会が得られます。
後列はシートアレンジのバリエーションと乗り降りのしやすさが飛躍的に向上しています。2列目席は690mm超ロングスライド機構に2列目スライド機構はベアリング追加による操作性が向上、3列目席は120mmスライド機構と3列目席のヒップポイントが2列目席より30mm高めたことによる視界向上、さらにクラス最大長の3列目席シート座面。スライドドア部分のBピラーを50mm後方に移動したことによって乗降性向上、ハンズフリーオートスライドドア
ラゲッジの特徴として、デュアルバックドア/樹脂製ハーフバックドアの採用で車体後方にスペースがない場所でも荷物が出し入れできます。
エンジンは2リッターエクストロニックCVTエンジンを搭載。エンジンは最高出力110kW – 150PS / 6000rpmの間で発揮、さらに最大トルク200N・m – 20.4kgf・m / 4400rpmまで発生、モーターが最高出力1.9kW – 2.6PS、最大トルクが48N・m – 4.9kgf・mとなっています。
サスペンションは前後取り付け部とバックドア開口部の剛性を飛躍的に高め、ダンパーを大径化。特にハイウェイスターには高性能バルブを備える専用サスペンションを採用し、乗り心地を重視した設定となっています。パワステは先代より応答性を18%向上、さらにスライドドア下にシール材を、リヤホイールハウス内に吸音ライナーを貼りつけ、後席、特に3列目席の静粛性も向上、と乗り心地を徹底して追求しています。乗り心地はクラスベスト、段差などを乗り越えた時の振動減衰性能が高く、振動、ショックを一発で吸収。不快な振動や上下動が残りにくく、快適度が高いです。家族で愛犬も乗せてリラックスドライブが楽しめる事請け合いです。
先代ユーザーの不満点のひとつだったカーブ、山道、高速レーンチェンジでの安定感も増しています。ハイウェイスターはステアリングを切った時の応答性が高まり、運転のしやすさを先代以上に実感しやすく、また、走りの不安要素となる前輪の接地感は劇的に高まり、ロールもより自然で穏やかなものになっているから安心安全です。自動ブレーキはもちろん、日産初搭載の同一車線内半自動運転支援機能のプロパイロット、クラス唯一の電子式パーキングブレーキの採用(足踏み式ではなくなった)、前車追従型アダプティブクルーズコントロールなどの安全装備の充実度、ガソリン車としてクラス最良の17.2km/リットルのモード燃費にも注目です。
なし