車業界を牽引する人気のSUV、メルセデスのハイクラスCUV(クロスカントリーユーティリティビークル)な「GLC」のエントリーモデルが入庫しました。
元はGL、ML、GLK、GLAと呼ばれていたSUVモデルの総称をGLに変更。さらにA、C、E、Sとグレードが細分化され「GLA」、「GLC」、「GLE」、「GLS」と名称が統一された後の「GLC200」です。名称の通りCクラスのSUV版、かつてのGLK後継車といえます。
ルックスはC200ワゴンに大口径タイヤを履かせた、だけではない、やはりメルセデスのSUVらしいGLCだけの個性があります。クーペとはまた違った「C」というクラスの位置付けやサイズ感に納得できるスタイリングです。
インテリアデザインはCクラスと共通しています。トリムはピアノブラックとアルミニウムシルバーでコーディネイトされ、メルセデスお馴染みの大型3連エアダクトを中心にダイナミックなデザインが施されています。また後席も室内は広々、天井も高く大人4人の長時間移動でも楽に過ごせるゆとりが、小型SUVに分類するのに違和感さえ感じる広さを持っています。そしてラゲッジスペースは奥行き 910mm(後部座席を倒した場合1790mm)、幅 1100mm、高さ 800mm、リアシートは40:20:40の可倒式なのでシートアレンジも幅広く最大で1,600リッターの広さを確保、例えば大人4人が乗車してリアのセンターだけを倒して物干し竿を積み込むことも可能です、なんて事は99%ないと思います。
エンジンは直列4気筒BlueDIRECTターボエンジン、最高出力155kW(211PS)、最大トルク350Nm(35.7kgm)、スペックが示す通り、高い動力性能を発揮します。駆動方式はFR、に最新の9速オートマチックトランスミッションである「9Gトロニック」を搭載しています。
安全装備には「レーダーセーフティパッケージ」を標準装備。車間距離や車線維持をキープする「ディストロニックプラス」、飛び出しでの衝突危険性を察知し回避してくれる「PRE-SAFEブレーキ」、車線変更をサポートしてくれる「アクティブブラインドスポットアシスト」、疲労や不注意による車線逸脱を防止してくれる「アクティブレーンキーピングアシスト」などなど事故回避のための先進機能が盛り沢山、不慣れなレンタカー、という不安を一切寄せ付けない充実の装備です。また、夜間走行時に周囲の状況に応じてヘッドライトの照射範囲を調節することで、ドライバーに最大限の視界を確保するLEDインテリジェントライトシステム、自動ステアリング操作により駐車をサポートするアクティブパーキングアシストを標準装備しています。
フルサイズSUVを都会で乗り回すには少々窮屈、ながらもステーションワゴンでは得られない車高恩恵の視界と安心感のあるゴツめなスポーツボディへの欲求、割と都会あるあるのニーズを満たす針穴な1台です。
なし